個人事業主がアルバイトを雇った際の労災保険

個人事業主の方は、仕事が軌道に乗ってくることで仕事量が増え「事務仕事などを自分で行う余裕がなくなってきた」と感じている方もいると思います。一人で仕事をしていると、雑務なども全て自分でこなすことが必要となりますから、仕事量が増えてくるとこれらの仕事が負担となる方も多いでしょう。そんな時に、アルバイト雇用を考える方が増えるのではないでしょうか。

では、個人事業主がアルバイトを雇った際の労災保険について、ご紹介しましょう。労災保険は、正確には労働者災害補償保険という保険になり、アルバイト雇用でもパート雇用でも、正社員雇用であっても全ての従業員が対象となる保険です。労災保険はどういった時に用いられるかというと、職場に向かっている際に災害にあったり、事故に巻き込まれた際などに補償される保険となっています。

労災保険に加入する際には、所轄の労働基準監督署の中にある労働保険保険関係成立届に記入し、その後ハローワークへの提出が必要となります。労災保険の保険料は、事業主が負担することが義務となっていますから、これらも確認した上で加入の手続きを進めていくことが必要となります。基本、労災保険は危険度の高い職種ほど、保険料が高い設定となっていますので、IT関係の職種であれば、それほど高い保険料とはならないでしょう。保険料や手続き方法を詳しく知りたいという方は、所轄の労働基準監督署のホームページを開き、細かい内容をチェックしていくと良いですよ。

個人事業主の方が、アルバイトを雇うということは、そのアルバイトの方の勤務時や通勤時の補償なども考えていくことが必要となります。「この仕事は、仕事中に事故などは起こらないから大丈夫だろう」と思っている方もいると思いますが、事故はどういった時に起こるか分かりませんから、しっかりと補償環境を整えておくことが大切です。

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