個人事業主の方は、事業スタート時に苦労している方も多いと思います。はじめのうちは、「なかなか仕事が入ってこなくて収入がなかった」という経験をしている方もいるでしょう。しかし、少しずつ仕事を増やし実績を積んできている方も多いと思います。そんな方の中には、「これから、もっと会社として大きくしたい」と考えている方もいると思います。そうなったときに、自分以外の従業員などが必要と考えることが多いのです。

では、個人事業主の方がアルバイトを雇った際に必要となる雇用保険について、ご紹介しましょう。個人事業主の方も、仕事量が増え、一人ではまわらなくなってきた場合には、アルバイトなどを雇用することが出来ます。しかし、雇用するとなればさまざまな保証についても考えていかなければいけません。その一つが、雇用保険です。アルバイトとして働く方は、採用後そのままずっと仕事を続けてくれる方もいると思いますが、場合によっては転職などをすることもあります。体調不良や親の介護、妊娠などで辞める方もいるでしょう。そんな時、雇用保険に加入していれば、アルバイトの方も収入において安心を得ることができるのです。

雇用保険の手続きは、ハローワークや労働基準監督署でもらうことが出来る雇用保険適用事業所設置届と雇用保険被保険者資格取得届の書類が必要となります。書類記入後は、管轄のハローワークへ提出することになります。提出時には、これらの書類と一緒に添付する書類などもありますから、所轄のハローワークで詳しい手続き方法を確認しておくと、スムーズに手続きを進めることが出来るでしょう。雇用保険料に関しては、雇用主の全額負担ではなく、アルバイトの方と分担して支払うものとなります。

個人事業主の方は、アルバイトを雇った際にはアルバイトの方が生活していくうえでしっかり法律に沿った環境を整えていくことが大切になります。そのひとつとして、雇用保険の加入は必ず行うようにしましょう。
ほかにも、アルバイトを雇ううえで注意するべき点は多々あります。新米の個人事業主向けの雇用ポイントが書かれたサイトをひとつ掲載しますので、良かったら知識の習得に役立ててくださいね。